宮崎あおい「新しい時代を迎えた家族に希望を」 TBS系「あしたの家族」





TBS新春ドラマ特別企画「あしたの家族」に出演の宮崎あおい(納冨康撮影)

 「渡る世間は鬼ばかり」で知られる石井ふく子(93)がプロデューサーを務め、みんなが集うお正月らしく家族の温かさを描いたTBS系新春ドラマ企画「あしたの家族」。主人公、小野寺理紗役を務める宮崎あおい(34)は「家族というつながりは、人が生きていく上で核になるものだと思う。令和という新しい時代を迎えた全ての家族に、希望を届けたい」と自信をみせる。

 理紗は4年前の結婚式当日に新郎に逃げられた過去を持ち、現在は父の俊作(松重豊)と、母の真知子(松坂慶子)と二世帯住宅で暮らす。ある日、理紗がプロポーズされた恋人の兵頭幸太郎(永山瑛太)を連れてくる。驚いたことに、幸太郎は俊作の元部下であり、現在は上司になっていて…。

 世相を映すかのように多様な家庭問題や人間模様が盛り込まれた作品に、「ホームドラマが少なくなる中で貴重な機会をいただいた」。葛藤する家族を見守る母親役の松坂とは、平成20年のNHK大河ドラマ「篤姫(あつひめ)」以来の共演。同作では主人公の篤姫と、厳しくも愛情深い教育係の老女、幾島(いくしま)を演じた。

 「子供が親を慕うような関係ができていたからこそ、本当の母娘に近いものを表現できたと思います。私が松坂さんを好きな気持ちを役に落とし込んで演じました」

 相手の心情を思いやりながら、4人は本当の家族になることができるのか。「見ればきっと自分の家族に会いたくなるし、感謝したくなるはずです」と笑顔で語った。

 〈みやざき・あおい〉 昭和60年、東京都生まれ。子役として活動し、平成11年に映画デビュー。出演作に、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した映画「少年メリケンサック」など多数。18年、連続テレビ小説「純情きらり」でヒロインを演じる。映画、ドラマ、アニメの声優など幅広く活躍している。



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