トランプ米政権は2日、健康への悪影響が懸念される電子たばこのうち、たばこ風味とメンソール風味を除く風味付き製品の販売を2月にも禁止すると発表した。
昨年9月、たばこ風味以外の全ての風味付き製品の販売を禁じる案を公表していたが後退。今回の対象は容器交換が可能なカートリッジ型に限られており、反喫煙団体や野党民主党から反発の声が出ている。
米メディアは、規制を強化し過ぎると関連産業で多くの失業者が出て11月の大統領選で不利になるとトランプ大統領が懸念したとみている。
若者に人気のフルーツやミントなどの風味が禁止される一方、たばこ風味とメンソール風味は、従来のたばこを吸う大人が禁煙に移行する手助けになる可能性があるとして規制の対象外としたとしている。(共同)