トリエンナーレ水まき男に罰金20万円判決 警察官への公務執行妨害罪

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 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の会場で警察官の足元に水をまき職務を妨害したとして、公務執行妨害罪に問われた愛知県半田市の会社員、室伏良平被告(29)の論告求刑公判が7日、名古屋地裁で開かれ、検察側は罰金20万円を求刑した。地裁は即日、求刑通りの判決を言い渡した。

 神田大助裁判官は判決理由で「知人男性と(反芸術の立場から)芸術祭への抗議パフォーマンス中、男性が職務質問を受け、被告は警察官の背後からバケツを傾け水をまいた」とした上で「その際ガソリンと発言しており、警察官は職務質問を断念せざるを得なくなった」と指摘した。

 室伏被告が昨年8月に名古屋簡裁から受けた罰金20万円の略式命令を不服として、正式裁判を請求。「床に水をまいただけで職務を妨害していない」と無罪を主張した。

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