林鄭香港長官、中国新主任と「緊密に協力」 2トップ体制の見方も

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 【香港=藤本欣也】香港政府の林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は7日の記者会見で、中国政府の香港出先機関、香港連絡弁公室主任に就任した駱恵寧(らく・けいねい)氏と「緊密に協力し、香港を正常な軌道に戻す」ことに期待を示した。香港では今回の人事に関し、中国の香港管理が強化される布石との見方も出ている。

 駱氏は昨年、高官の定年(65歳)を迎え、11月に山西省トップの共産党委員会書記を退任。12月28日、名誉職の全国人民代表大会・財政経済委員会副主任に任命されたばかりだった。

 香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、習近平国家主席がこの人事を決定したのはマカオ返還20周年式典に出席した昨年12月20日以降。香港連絡弁公室の幹部らに人事が知らされたのは今月4日、国営新華社通信が報道する1時間前だったという。

 香港では、駱氏について(1)チベット族が多く居住し、分離独立運動など政治的に敏感な問題を抱える青海省で約13年間勤務している(2)山西省党委書記時代に深刻な腐敗問題で成果を挙げた(3)経済学の博士号をもつ-点が注目されている。

 同弁公室主任は従来、香港専門の官僚タイプが務めており、地方トップを歴任した政治家タイプの就任は異例だ。香港にしがらみがないだけに大なたを振るうのでは-との見方がある。

 香港紙の星島日報は、駱氏が事実上の「香港特別行政区党委書記」になり、香港は駱氏と林鄭氏の「2トップ体制」に移行するとの専門家の分析を伝えた。

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