国母被告に懲役3年求刑 大麻密輸の罪認める





国母和宏被告=成田空港(撮影・川口良介)

 米国から大麻を密輸したとして大麻取締法違反などの罪に問われた元五輪代表のプロスノーボーダー、国母(こくぼ)和宏被告(31)は8日、東京地裁(村田千香子裁判官)で開かれた初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役3年を求刑し、弁護側は刑を軽くするよう求めて結審した。判決は28日。

 被告人質問で国母被告は「たくさんの方に迷惑を掛けて反省している。もうこのようなことはしない」と謝罪。小さいころから米国での生活が中心だったため、コミュニケーションの一つとして大麻を吸うようになったと明らかにした。

 過去に数回、妻から大麻使用をやめるよう注意されたことがあったといい、「大麻に依存していたと思う」と述べた。検察側は論告で親和性・常習性が高いと指摘した。

 国母被告は2006年トリノ冬季五輪、10年バンクーバー冬季五輪に出場。バンクーバーではズボンを下げてはく「腰パン」を選手団の公式服装で行い、問題視された。



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