保釈中に海外逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告が8日、逃亡先であるレバノンの首都ベイルートで記者会見した。
ゴーン被告は、日本の検察当局や日産幹部が「誤った情報をリークして私を有罪におとしいれようとした」などと主張。日本は「有罪率が99・4%に達する国だ。賭けてもいいが、外国人はさらに高い」と述べ、日本の司法制度への不満を強く批判した。
ゴーン被告は英語とフランス語、アラビア語で「お集まりいただきありがとうございます」などとあいさつ。続いて「乱暴に拘束され、家族から引き離された」と主張。逮捕されて以降、「自由を感じたことはなかった」と述べた。