群響、生誕250年のベートーベン公演3回 2年度演奏会日程

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 群馬交響楽団(群馬県高崎市)は、令和2年度の定期演奏会の日程・プログラムを発表した。従来と同じく8月と12月を除く全10回だが、今年が生誕250年のベートーベンを3回にわたって取り上げる。さらに昨年9月にオープンした高崎芸術劇場(高崎市栄町)が初めて全公演の会場になるとあって、群響は「新しい響きを十分に堪能してもらえる」と話している。(椎名高志)

 ベートーベンを取り上げるのは、第558回(5月23日)と第560回(7月4日)、第561回(9月13日)の3回。演奏するのはピアノ協奏曲第1番、第3番など。第558回では新進気鋭のピアニスト、三原未紗子さんが登場する。

 ミュージック・アドバイザーの世界的マエストロ、小林研一郎氏は第560回と第564回(来年1月30日)の2回、タクトをふる。第564回ではバイオリンのソリスト、有希マヌエラ・ヤンケさんを招き、ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」を披露する。

 「新世界より」はベートーベンの「運命」、シューベルトの「未完成」とともに3大交響曲として知られているが、群響定演で演奏されることは極めて珍しく、ファン垂涎の演奏会になるのは必至だ。

 このほか、第562回(10月17日)では名誉指揮者の高関健氏がスメタナの代表作「わが祖国」を指揮。今回は管楽器群を通常の2倍に編成した約100人による厚みの増した演奏会になり、注目される。

 小林氏は定演のプログラム編成にあたり、「新ホールが完成し、オーケストラの豊潤な響きをさらにたくさんのお客さまに届けたい。管弦楽から紡ぎ出される色彩を楽しめるプログラムとなった」とのコメントを寄せた。

 2年度からは前・中・後の3シーズン制が復活。前期のチケットの発売は2月1日からとなる。問い合わせは、群響事務局(027・322・4316)。

 今年、創立75周年を迎える群響では、定期演奏会とは別に10月30日に東京オペラシティで、翌31日には高崎芸術劇場で、ベルリオーズの「イタリアのハロルド」などフランスに関連した作品を集めた記念演奏会を行う。指揮は小林氏の弟子で、日本の若手指揮者の代表格の山田和樹氏。

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