岐阜県瑞浪市の中央自動車道下り線で5日、県警高速隊の覆面パトカーが単独事故を起こしていたことが10日、県警への取材で分かった。県警は中央道下り線が事故の影響で通行止めになったと発表したが、事故を起こしたのがパトカーとは公表していなかった。
県警によると、現場は片側2車線の右カーブ。パトカーは5日午後0時15分ごろ、交通違反の車両を追跡中、左側のガードレールに衝突した。パトカーは前部が大破したが、乗車していた高速隊員2人にけがはなかった。違反車両はそのまま逃走した。
事故の影響で、中央道下り線は恵那インターチェンジ(IC)-瑞浪IC間で約2時間通行止めとなった。
県警は「単独の物損事故で基準に達しないため公表しなかった」と説明している。