【カイロ=佐藤貴生】ロイター通信によると、イランがウクライナの旅客機への誤射を認めた11日、首都テヘランの街頭で政権を批判するデモが行われた。ツイッターには、最高指導者ハメネイ師に辞職を要求して数百人が叫んでいる動画も投稿された。イランでは誤射が起きた8日以降、関与を否定する政権への不信感が広がっていた。
一方、英BBC放送は大通りや広場に多数の市民が集まって声を上げる様子を放映。SNSでは、「過ちは偶発的でも嘘は意図してついた」といった批判が流れているという。
イランでは昨年11月、ガソリンの値上げを機に大規模な反政府デモが起きたばかりで、政府は発砲するなどして強硬に鎮圧したとされる。