3億6千万窃盗、被告控訴 懲役4年6月の実刑不服

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 埼玉県三郷市の警備会社で現金3億6千万円を盗んだとして、窃盗罪に問われた元社員の伊東拓輝被告(28)が15日までに、懲役4年6月の実刑とした10日のさいたま地裁判決を不服として控訴した。14日付。

 弁護側は公判で、会社側との示談が成立しているなどとして執行猶予を求めたが、地裁は「金庫内に入る権限を利用して多額の現金を窃取した結果は重大」と退けた。

 判決によると、昨年9月4日午前、当時勤務していた警備会社「アサヒセキュリティ新三郷オフィス」の金庫室で保管中だった現金3億6千万円を、4つの段ボール箱に入れ、東京都渋谷区の私書箱に発送し盗んだ。

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