台湾の蔡英文総統に安倍・自民党総裁の親書手渡す 日華懇会長

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台湾の蔡英文総統(田中靖人撮影)

台湾の蔡英文総統(田中靖人撮影)

 【台北=田中靖人】台湾の蔡英文総統は17日、台北市内の総統府で、日本の超党派の議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長らと会談した。

 古屋氏は、自民党総裁と日華懇顧問の肩書で、蔡氏の再選に祝意を伝える安倍晋三首相からの親書を手渡した。古屋氏が会談後、記者団に明らかにした。

 首相は2016年1月の蔡氏の初当選時にも書簡を送っている。

 古屋氏は会談で、福島など5県産食品の輸入解禁について改めて要求。古屋氏によると、蔡氏は「しっかり検討していきたい」と応じた。

 また、古屋氏は、昨年消失した首里城の再建に向け、現在は禁止されている台湾産ヒノキの伐採許可について検討を要請。蔡氏は「事情は分かったので検討したい」と答えた。

 一方、総統府によると、蔡氏は、日米台の当局間の「全面的な協力関係を強化したい」と述べた。

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