タス通信によると、ロシア極東のアムール州北西部で24日、ロシアの航空会社「アンガラ航空」の旅客機が消息を絶ち、ロシア非常事態省が山中で機体の残骸を発見した。地元の州知事はSNSへの投稿で旅客機に搭乗していた乗客・乗員48人に生存者はいないと明らかにした。
ハバロフスクの日本総領事館によると、ロシア当局の情報では、搭乗者に日本人は含まれていないという。
墜落現場は、アムール州北西部ティンダから16キロ・メートル離れた森林地帯。旅客機は、アムール州の中心都市ブラゴベシチェンスクからティンダに向かっていた。着陸のためティンダの空港に2回目の接近を図った際、レーダーから消えたという。
アンガラ航空の機体は、1976年製のアントノフ24型機。航空会社は離陸前に必要な点検は行ったとしており、当局が事故原因の調査を始めた。救助隊が墜落現場に向かったが、広大な針葉樹林と沼地が救出を困難にしているという。