パナソニック、運転席設計用VRを公開

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パナソニックが開発した自動車の運転席設計用シミュレーター=20日、横浜市内(八倉陽平撮影)

パナソニックが開発した自動車の運転席設計用シミュレーター=20日、横浜市内(八倉陽平撮影)

 パナソニックは20日、自動車運転席の設計の際に仮想空間で使い心地を体験できる「VR(仮想現実)シミュレーター」を横浜市内の事業所で公開した。約2年前から自動車メーカーに提供している。ハンドルや速度計など自動車運転席の実物を多数製作する必要がなくなり、設計の効率化が可能になるという。

 公開したVRシミュレーターは、ゴーグルを着用して広範囲で高画質の仮想空間を体験できる従来タイプと、業界初となるゴーグルを着用しないオープン型の2種類。オープン型は、シート前側の左横・右横・床面に設置された3つの大画面スクリーンに、ハンドルや車外の風景など4K画質の仮想空間を投影する。シートに座った人の視線などの動きに合わせて画面の表示が変わり、乗り込みから降車まで一連の乗車体験ができる。

 オープン型のVRシミュレーションは、同社がプロジェクター事業などで培ってきた技術がベース。平面に描かれた絵が立体的に見える「トリックアート」と「プロジェクションマッピング」の仕組みを掛け合わせ、裸眼で見ても浮いたように見える処理が可能になったという。

 自動車運転席のVRシミュレーターは約7年かけて完成。同社は他の分野でもVRシミュレーション技術を活用したい考えで、建物の設計の際に図面を仮想空間に再現することで理想に近い建築を可能にするVRシミュレーションなどを想定している。

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