沖縄の豚コレラ対策、自衛隊が撤収


 沖縄県は20日、豚(とん)コレラ(CSF)感染が確認された同県うるま市と沖縄市の養豚場で殺処分などを支援していた陸上自衛隊第15旅団に対し、災害派遣要請を解除した。対象7農場の殺処分、防疫措置を19日に終えたことを受け、陸自部隊の撤収を要請した。

 沖縄県の玉城デニー知事は20日、県庁で第15旅団の中村裕亮旅団長らと面会し、「豚の殺処分などの防疫措置作業に昼夜を問わずご協力していただいた。深く感謝を申し上げます」と述べた。中村旅団長は「県民の安心と安全のために対応することができたことを誠に光栄に感じている」と応じた。

 第15旅団は1月8日から13日の間、計約570人を投入した。県は今後、一定期間が経過した後、感染確認農家の豚の検査結果などを踏まえ、段階的に搬出・移動制限を解除する計画を立てている。



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