断水騒動で和歌山市長が給与カットへ


 和歌山市の尾花正啓市長は21日、記者会見し、漏水した水道管修繕工事に伴う大規模断水を実施3日前に発表したうえ急遽取りやめて市民を混乱させたとして、自らの給与をカットする方針を明らかにした。「早い段階で広報しなかった責任は重い」としている。

 漏水は今月8日に判明。市は当初、市全体の5分の1にあたる約3万5千世帯(約8万人)を対象に、19日夜~22日夜の3日間の断水を計画。実施3日前の16日夕に発表した。発表後に、市民が飲料水を買い求めてスーパーなどに殺到したり、飲食店や宿泊施設が相次いで休業を決めたりと混乱が起きた。

 市役所には市民から数多くの苦情などが寄せられており、尾花市長は会見で、「大きな混乱を招き、トップとしての責任は重い」と述べた。



Source link