新型肺炎 緊急事態宣言の判断「全ての証拠を適切に考慮」 WHO事務局長





会見する世界保健機関のテドロス事務局長=22日(AP)

 【ベルファスト=板東和正】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は22日、中国で広がる新型コロナウイルスによる肺炎の緊急委員会の後に声明を発表し、「緊急事態宣言を行うかどうかの決定は、すべての証拠を適切に考慮して下す」と述べた。

 同日に開かれた緊急委は、新型肺炎が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するかを協議したが、結論には至らず、23日も協議を継続することを決定した。

 テドロス氏は声明で、「緊急委では素晴らしい議論が行われたが、(緊急事態宣言を)進めるにはより多くの情報が必要であることが明らかだった」と協議継続の理由を説明した。緊急事態宣言をめぐっては、委員間で意見が分かれているとみられている。



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