元米金融大手首脳に19億円の制裁金 従業員が無断で口座開設

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 米通貨監督局(OCC)は23日、米金融大手ウェルズ・ファーゴの従業員が顧客に無断で口座を開設するなど大規模な不正を行っていた問題で、元会長兼最高経営責任者(CEO)のジョン・スタンプ氏に1750万ドル(約19億円)の制裁金を科すと発表した。

 スタンプ氏は制裁金の支払いのほか、銀行業務に関わらないことにも同意した。OCCはほかの同社関係者にも制裁金などを科した。

 命令文書では「不正の原因は従業員に厳しいノルマを押し付けていた同社の事業モデルだ」と指摘した。スタンプ氏は問題発覚後、米議会で厳しい批判を受け、2016年10月に辞任を発表した。(共同)

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