【NHK前田会長就任会見】(4・完)「NHKが生きる道は『よい番組』しかない」

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【NHK新会長就任会見】会見する前田晃伸新会長=27日午後、東京都渋谷区(三尾郁恵撮影)

【NHK新会長就任会見】会見する前田晃伸新会長=27日午後、東京都渋谷区(三尾郁恵撮影)

 新しくNHKの会長に就任した、みずほフィナンシャルグループ(FG)元会長の前田晃伸(てるのぶ)氏(75)が27日、東京都渋谷区のNHK放送センターで就任記者会見に臨んだ。質疑応答では、NHKの看板ラジオ番組「ラジオ深夜便」をはじめ、EテレやBSプレミアムで好評を博している教養番組などの具体名もあがり、前田会長がどういった番組に関心を持っているか、その一端がうかがえた。

 --今後の方向性について、公共放送から公共メディアになるということで、インターネットの活用も始まる。国民に提供するサービスを拡大していくのか、それとも業務の見直しをしてスリム化を図るのか、現状ではどちらになりそうか

 「これは非常に難しい。媒体としてのテレビが今後どうなるか、インターネットがどうなるかということもある。通信手段が変わることによって、昔に比べ圧倒的に選択肢が増えた。むしろ使う人が決めることだと思う。私たちは公共メディアとしての基本スタンスを変えずに、ニーズに対応していくことになると思う。昔はラジオしかなかった。技術進歩は激しいが、公共放送として(進歩に)どうついていくか、そのスタンスは変えてはいけないと思う」

 --最高裁判決などもあり受信料の支払い率は上がっている。一方で肥大化という指摘をどう受け止めるか

 「あまねく皆さんに支払ってもらうということなので、受信料の支払い率が上がらないということは、むしろ不公平ということになる。番組が公共放送らしくないとなれば受信料に跳ね返って、支払ってもらえないなどの状況になると思う」

 --費用上限など定める時期ではないか

 「上限とかではなく、コストをかけて作った番組が、それだけの価値があるかどうかというものだと思う。コスト意識なく仕事をするということはありえない。コストをかける限りは、よい番組を作ってほしい。NHKが生きる道はそれしかないと思う」

 --かんぽ問題について、経営委による放送現場への介入ではないかという意見が出ていたが、会長はどう判断するか

 「経営委が判断したことに、会長が何か言うことは適切ではないと考えている。上田(良一)会長は重く受け止められたと聞いている」

 --放送の自主自律を損なうものではないかとの指摘もある

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