山形の老舗百貨店「大沼」が自己破産を申請





自己破産を申請した老舗百貨店大沼=27日、山形市七日町(柏崎幸三撮影)

 経営再建を目指していた山形市の老舗百貨店「大沼」(長澤光洋社長)は27日、山形地裁に自己破産を申請した。営業は26日で停止し、山形本店など全3店舗を閉鎖、従業員約200人は解雇した。消費税引き上げ後、売り上げが急減していた。

 大沼は1700(元禄13)年創業。山形を代表する百貨店だったが、消費者ニーズの変化から経営が悪化し、平成30年4月、東京の投資ファンドが経営権を取得し再建に乗り出した。

 しかし、経営陣と従業員との間で経営をめぐっての混乱が続き、31年3月から地元実業家の支援を受けた従業員主導の会社が経営権を取得し、再建を図っていた。



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