元交際相手から現金２０万円奪う　容疑の男逮捕

　脅し文句を表示した携帯電話を見せて元交際相手から現金を奪い、けがを負わせるなどしたとして、群馬県警太田署などは２８日、強盗致傷などの疑いで、広島市南区向洋大原町の契約社員、酒井廉弥容疑者（２９）を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。

　逮捕容疑は昨年９月１３日深夜から翌１４日未明にかけて、群馬県太田市の無職女性（２３）方に押し入ってカッターナイフを振りかざし、粘着テープで両手足を縛るなどして現金約２０万円などを奪った上、女性が駐車場に止めていた軽乗用車に押し込んで太田市内や埼玉県熊谷市内で車を運転。唇や首などに軽傷を負わせたとしている。

　同署によると、酒井容疑者は女性に「お前の周りはもう分かっているんだぞ」などと脅し文句を表示した携帯電話を見せていたという。声などから自身の犯行と気付かれるのを恐れていた可能性もあり、同署は詳しい手口や動機を調べている。