性別表現の自由を条例で保障 東京・港区


 東京都港区は30日、性的少数者(LGBTなど)による「性別表現の自由」を保障する内容を盛り込んだ条例改正案を区議会に提出する方針を明らかにした。性別表現は服装や振る舞いで性別を社会に向けて表すことを指し、自認する性に基づく学校や職場での制服選択などを後押しする。

 区によると、性別表現の自由を保障する内容の条例は全国初。4月の施行を目指す。武井雅昭区長は記者会見で「全ての方が自分らしく、ありのままに振る舞えるようにしたい」と述べた。従来の学校現場でも身体上の性別にかかわらず制服を選択できたが、最終的には校長が判断していた。条例化によって法的根拠を与える狙い。

 特に、心と体の性が異なるトランスジェンダーの人々は自認する性と異なる制服を指定され、悩む人が多いという。



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