【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米政権は1月31日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスへの感染が世界的に拡大している問題で、世界保健機関(WHO)に追随し、米国での「公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。
過去14日以内に中国に滞在したことがある外国人について、米国民の直接の親族と永住者を除き入国禁止とするほか、過去14日以内に湖北省を訪れていた米国民も帰国後最長で14日間、強制的に隔離するとした。2月2日から実施するとしている。
また、中国のほかの地域に過去14日間に滞在していた者についても入国段階で検査を実施し、14日間にわたり経過観察を行うほか、自主的隔離を励行させるとしている。
米国内では31日までに6人の感染者が確認されている。