〈独自〉埼玉県新年度予算案1兆9600億円 台風復旧で過去最高 


 埼玉県は、令和2年度一般会計当初予算案の総額を過去最高の約1兆9600億円とする方針を固めた。複数の関係者が3日、明らかにした。昨年10月の台風19号の影響を踏まえ、防災、減災関連に多額の予算を計上する。大野元裕知事が就任後初めて編成する予算案となる。

 一般会計は3年連続で前年度比プラスとなる。

 防災、減災関連では、台風19号で東松山市や川越市で浸水被害が相次いだことから、水害対策の取り組みを加速する。

 また、県内で東京五輪・パラリンピックのサッカー、バスケットボール、ゴルフ、射撃の4競技が行われることから、競技会場の警備費用や観客やボランティアの熱中症対策などの関連予算を手厚くする。

 前年度から引き続き、県庁内の業務効率化や県民向けのサービスの充実を進めるため、AI(人工知能)関連の費用も多く盛り込む。身近なエネルギーを活用してコンパクトな街づくりを推進する「埼玉版スーパーシティ構想」の実現に向けた調査費用なども計上する。



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