今年デビュー10年目を迎える7人組グループ、Kis-My-Ft2。14日からのフジテレビ「連続ドキュメンタリーRIDE ON TIME」(金曜深夜0・55、関東ローカル)ではメモリアルイヤーを目前に控えた彼らの7カ月を追う。
カメラは、昨年行われたコンサートツアーの最終日となった7月から密着を開始。デビューまでの道のりは決して平たんなものではなかった。後輩に先を越された苦い記憶もある。
グループ最年長の北山宏光は「何でもない7人でどうやったら人気が出るか考えてCDデビューできた。個人の仕事もグループがないとできないし、最終的にはグループのためにやっている。自分のことを考えたらバラバラになっちゃう」と常にグループを意識しているという。
最近では、コンサートでバックにつく後輩グループとの関わりも密になってきた。ジャニーズJr.内のユニット、Travis Japanの衣装や振り付けを手掛け、主演舞台にも足を運びアドバイスをする。
そんな後輩から「兄貴」と慕われている彼ら。後輩をかわいがる根底にあるのが、過去に彼らが先輩から受けた愛だ。宮田俊哉は、ある先輩からの「みんな一人一人がグループを背負っていかないと」という言葉が今でも心に響いているという。
「何かのなかの一人じゃなくて、自分は自分ということ。それからずっとそういう意識に変わった」と宮田。二階堂高嗣、千賀健永、横尾渉とともに4人での初主演舞台に挑む。また、藤ヶ谷太輔はミュージカルに初挑戦するなどそれぞれが新たな分野に取り組んでいる。
グループとしては昨秋、海外初パフォーマンスとなるライブを披露。大みそかには悲願の初出場となったNHK「紅白歌合戦」の舞台にも立った。
玉森裕太は「世界中でキスマイを見られる時代。どこにでもその土地に行ってキスマイを見せたい」と10年目へのさらなる飛躍を誓っていた。(産経デジタル)