千葉県警は6日までに、タイからの持ち込みが規制されている豚肉や鶏肉のソーセージ約10キロを密輸したとして、家畜伝染病予防法違反などの疑いで、タイ国籍の自称寺院職員、アティット・セーソー容疑者(32)を逮捕した。1月21日付。
逮捕容疑は昨年11月25日、ソーセージをリュックに入れ、タイから成田空港に密輸したとしている。農林水産省動物検疫所などによると「知人に頼まれ、売る目的で持ってきた」と話している。
動物検疫所は同10日にも、中部空港にタイからソーセージなど約92キロを持ち込んだ同容疑者を発見し、警告していた。
動物検疫所はアフリカ豚熱(ASF)感染リスクの高まりを踏まえ、19年4月以降、悪質な場合は警察に告発するなど密輸対策を強化していた。