安倍晋三首相が6日夜、東京都内で開かれた民放解説研究会の会合で、自らの後継「ポスト安倍」候補を紹介する場面があった。会場に居合わせた茂木敏充外相、自民党の下村博文選対委員長、甘利明税制調査会長を指した。出席者が明らかにした。
首相は、来年9月に党の総裁任期が切れることに触れ「後任がどなたになるか分かりませんが、こちらに候補がいらっしゃいます」と、おどけた様子で3氏の方向をそれぞれ指さしたという。その上で「任期をしっかり全うしたい」と語った。
ポスト安倍をめぐり、首相は昨年12月のBSテレ東の番組収録で、自民党の岸田文雄政調会長、茂木氏、菅義偉(すが・よしひで)官房長官、加藤勝信厚生労働相を列挙している。