トランプ政権 弾劾終わり報復人事、下院証言の2高官を解任

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下院委員会の公聴会で証言するビンドマン陸軍中佐=昨年11月19日、ワシントン(AP)

下院委員会の公聴会で証言するビンドマン陸軍中佐=昨年11月19日、ワシントン(AP)
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 【ワシントン=住井亨介】トランプ米政権は7日、トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐって下院委員会の公聴会で証言したソンドランド駐欧州連合(EU)大使と、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)でウクライナ問題を担当するビンドマン陸軍中佐の2人を解任した。米メディアが伝えた。上院の弾劾裁判で無罪評決が出たことを受け、報復人事に出たとみられる。

 米公共ラジオNPR(電子版)などによると、ソンドランド氏は声明で「職務につく機会を与えていただきトランプ大統領に感謝する」などと表明した。

 ビンドマン氏の弁護士は声明で「ビンドマン中佐は真実を語ったことで職を去るよう求められた」とホワイトハウスの対応を非難した。トランプ氏はこれに先立ち、ホワイトハウスで記者団に対して「彼には不満を持っている」と語った。

 実業家のソンドランド氏はトランプ陣営への大口献金者として知られる。米政権がトランプ氏の意向を受け、トランプ氏の政敵であるバイデン前副大統領に関する調査の着手をウクライナ政府に要求していたことを公聴会で認めた。

 ビンドマン氏は、トランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談を傍聴しており、トランプ氏が調査を要求したことを問題視する証言をした

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