前橋市長選、山本氏3選 保守分裂の混戦制す


 任期満了に伴う前橋市長選は9日投開票され、無所属現職の山本龍氏(60)が3選を果たした。過去最多の6人が立候補し、保守分裂の激戦となる中、元自民党県議の無所属新人、岩上憲司氏(47)との事実上の一騎打ちを制した。投票率は43・16%で、過去最低だった前回30・97%を上回った。当日有権者数は27万7549人(男13万4504人、女14万3045人)。

 ほかに立候補したのはいずれも無所属新人で、得票順に元前橋市議の中島資浩氏(48)▽元自民党衆院議員で行政改革担当相を務めた佐田玄一郎氏(67▽元前橋市議の店橋世津子氏(58)=共産推薦▽元自民党衆院議員で行政改革担当相を務めた佐田玄一郎氏(67)▽元みどり市議の海老根篤氏(72)-の4人。

 選挙戦では、現職の山本氏の市政運営に対する評価に加え、市財政の在り方やまちづくりなどを争点に舌戦が展開された。2期8年の実績と知名度に勝る山本氏が保守分裂の逆風をはねのけて混戦から抜け出した。



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