岐阜地方気象台と名古屋地方気象台は10日、岐阜市と名古屋市でそれぞれ初雪を観測したと発表した。暖冬の影響で岐阜は平年より62日、名古屋は52日遅かった。これまで最も遅い初雪観測日は岐阜が昭和10年1月16日、名古屋が明治34年1月21日だった。
両地方気象台によると、岐阜市内では10日午前8時45分ごろから降り始め、周辺の市町に広がり、名古屋では気象台のある千種区で午前10時25分ごろから約10分間、降雪を確認した。
岐阜地方気象台は今月3日から、初雪観測を目視から機械による測定に変更。名古屋地方気象台は目視で観測した。
10日は冬型の気圧配置で、日本海側に低気圧があり、雪雲が濃尾平野周辺に流れ込んだ。