【マンチェスター(米ニューハンプシャー州)=黒瀬悦成、平田雄介】米大統領選の党候補指名争いの第2戦となる東部ニューハンプシャー州の予備選が11日朝、始まった。民主党は3日の初戦、中西部アイオワ州党員集会で互角の戦いを展開した、中西部インディアナ州のブティジェッジ前サウスベンド市長(38)とサンダース上院議員(78)の勝負が注目される。
政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめたニューハンプシャー州での各候補の平均支持率(10日現在)によると、首位のサンダース氏(28・7%)をブティジェッジ氏(21・3%)が追う。クロブシャー上院議員(59)が11・7%で3位に浮上する一方、ウォーレン上院議員(70)とバイデン前副大統領(77)はともに11%。
投票は遅くとも11日午後8時までに終了。州政府によると、大勢判明は同日午後9時半(日本時間12日午前11時半)頃の見通し。
サンダース氏は10日、同州ハドソンの集会施設で全米自動車労組(UAW)のメンバーや学生ら数百人を前に演説し、「真の変革は草の根から上に広がっていく。一緒に変革を成し遂げよう」と訴えた。