カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、収賄罪で起訴された衆院議員、秋元司被告(48)について、東京地裁は12日、弁護側の保釈請求を認める決定を不服とする東京地検の準抗告を棄却した。秋元被告は保釈保証金3000万円を既に納付しており、同日中に保釈される見通し。検察側は最高裁への特別抗告を検討している。
起訴状などによると、秋元被告は平成29年9月、IR事業で便宜を受けたいとの趣旨だと知りながら、中国企業「500ドットコム」側から200万円の振り込みを受けるなど、総額約760万円相当の賄路を受け取ったとされる。