衆院予算委員会の与野党筆頭理事は13日の理事会で棚橋泰文委員長(自民党)に対し、委員会を適正に運営するよう口頭で申し入れた。棚橋氏は「厳粛に受け止め、厳正公平な運営を心掛ける」と応じた。
申し入れは(1)委員会中に理事が要求した場合、他の理事も集まり協議する(2)委員長は協議の必要性を認めた場合、審議を止めて協議する(3)委員長は質疑者の要求を尊重し適切に答弁者を指名する-の3点。
棚橋氏は12日の衆院予算委で安倍晋三首相が閣僚席からやじを飛ばした際は「私には聞こえなかった」として、野党の理事が審議を止めて事実確認するよう求めても応じなかった。野党は棚橋氏の予算委運営が中立でなく政権寄りだと批判していた。