中国、新型肺炎の死者1868人に 感染者は7万2000人超





16日、中国・武漢の病院で、新型肺炎の患者を治療する医療従事者ら(AP)

 【北京=三塚聖平】中国国家衛生健康委員会は18日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染者が中国本土で累計7万2436人、死者が1868人に上ったと発表した。いずれも18日午前0時(日本時間同1時)時点。感染者は前日から1886人、死者は98人増加した。

 現時点で感染が疑われる事例は6242人と減少傾向が続いている。既に回復して退院した人は累計1万2552人に上る。感染拡大が深刻な武漢市を含む湖北省では、感染者が1807人、死者が93人それぞれ増えた。死者は湖北省のほか、河南、河北、湖南の各省でも出た。

 湖北省以外で17日に確認された新たな感染者は79人だった。中国メディアによると、湖北省以外での1日当たりの感染者の増加数は14日連続で減少している。中国政府は、湖北省を除く地域では感染拡大の抑止措置が功を奏しているとの見方を示している。

 一方、中国国営新華社通信によると、各国の専門家で構成する世界保健機関(WHO)の調査団が17日から中国で現地調査を始めた。17日には北京の病院などを視察し、18日には南部の広東省と内陸部の四川省を手分けして現地調査する。



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