出張先での仕事終わり、疲れた体に染み渡る一杯を求めていませんか?多くの人を惹きつけてやまない、あの抗いがたい「にんにく」の魔力。臭いを気にしつつも、無性に食べたくなる衝動に駆られるのは、日本全国のビジネスマンにとって共通の体験かもしれません。今回は、そんな時にこそ立ち寄りたい、茨城や千葉を中心に展開する「にんたまラーメン」をご紹介します。フードスタジアム編集長の大関まなみが、その魅力を余すところなくお伝えします。
抗いがたい「にんにく」の魔力と「にんたまラーメン」の魅力
くさくなると分かっていながらも、なぜか心惹かれるにんにくの魅力。疲労回復やスタミナアップを求めるビジネスパーソンにとって、にんにくはまさに「元気の源」です。この連載でローカルグルメを紹介していますが、今回は特に、出張で慣れない土地での仕事を終えた際に、疲れた身体に精を付けるのにぴったりな「にんたまラーメン」に注目します。茨城や千葉で長年愛されてきたこのチェーン店は、「にんにくたまごラーメン」の略称が示す通り、にんにくを存分に味わえる一杯が看板商品です。
筆者が訪れたのは千葉県流山市にある「にんたまラーメン 流山店」。つくばエクスプレスのおおたかの森駅から徒歩15分ほど、車通りの多い「都市軸道路」沿いに位置しており、アクセスも良好です。
 茨城と千葉で人気のにんにくラーメン専門チェーン「にんたまラーメン」の代表的な一杯。食欲をそそるにんにくの香りとたっぷりの具材が特徴。
茨城と千葉で人気のにんにくラーメン専門チェーン「にんたまラーメン」の代表的な一杯。食欲をそそるにんにくの香りとたっぷりの具材が特徴。
驚きの価格設定と豊富なメニュー構成
店舗に入ると、まずは券売機で食券を購入するスタイルです。注文画面には、にんたまラーメンをはじめとするバラエティ豊かなラーメンがずらりと並びます。店名を冠した看板メニュー「にんたまラーメン」は、通常サイズが790円という手頃な価格設定。さらに、にんにく2倍の特盛は1160円、3倍のメガ盛は1780円と、にんにく好きにはたまらない選択肢も用意されています。
にんにくラーメンがこの店の大きな売りですが、にんにくを使っていないラーメンも充実しています。「札幌味噌ラーメン」(770円)や、野菜たっぷりの白湯スープが特徴の「タンメン」(850円)、昔ながらの中華そばを思わせる「東京ラーメン」(580円)など、幅広い好みに対応。ラーメン以外にも、カレーライスやチャーハン、さらには生姜焼きやアジフライの定食まであり、まるで大衆食堂のような品揃えです。サイドメニューでは、一皿5個350円の「ぴゅっ飛び餃子」が特に人気を集めています。昨今の物価高が続く中でも、ラーメン一杯が税込1000円を余裕で切る価格設定は、お財布に優しく、気軽に利用できるのが大きな魅力と言えるでしょう。
大衆食堂で体験する「悪魔のにんたまラーメン」
多岐にわたるメニューの中から、筆者が今回選んだのは、ひときわ目を引く「悪魔のにんたまラーメン」。その強烈なネーミングに期待が高まります。
店内の雰囲気は、いたってシンプルで昔ながらの大衆食堂そのもの。厨房ではパートらしきおばちゃんたちが手際よく調理しており、どこか懐かしく平和な空間が広がっています。そんな温かい雰囲気の中で、「悪魔」と称される一杯がどのようなインパクトをもたらすのか、期待に胸を膨らませて待ちました。この対比もまた、「にんたまラーメン」の魅力の一つと言えるかもしれません。
まとめ:出張時の「元気」をチャージする「にんたまラーメン」
出張で疲弊した体と心に、にんにくの力で活力を与えてくれる「にんたまラーメン」。その抗いがたい魅力は、豊富なメニュー、お財布に優しい価格設定、そして昔ながらの大衆食堂のような心地よい空間にあります。にんにくをがっつり味わいたい方も、そうでない方も、誰もが満足できる多様な選択肢が用意されており、まさに地域に根差した「食のオアシス」です。茨城や千葉での出張の際は、ぜひ一度「にんたまラーメン」を訪れ、その魅力を体験してみてはいかがでしょうか。きっと、翌日への活力が湧いてくることでしょう。
 
					




