最後まで「国策捜査だ」 籠池夫妻、判決時には手を重ね





判決を受け、「不当な裁判に納得できない」などと訴える籠池諄子被告=19日午後0時56分、大阪市北区(沢野貴信撮影)
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 起訴内容の大半を否認し、「国策捜査」と訴え続けた学校法人「森友学園」前理事長の籠池泰典(やすのり)(67)と妻、諄子(じゅんこ)(63)の両被告。判決言い渡しの際、2人は手を重ね合わせて静かに聞き入っていた。

 大阪地裁の野口卓志裁判長はこの日、検察側の主張に誤りがあるとする両被告側の申し立てを受けて弁論を再開。直後、諄子被告が弁護人の腕をつかみながら取り乱すような様子を見せたため、休廷する一幕もあった。

 最終意見陳述に臨んだ籠池被告。「国策捜査により検察は私たちを罪人に陥れた」「詐欺師として葬る気だ」などと矢継ぎ早に持論を展開した。諄子被告は「約3年間にわたり、日本中を巻き込みご迷惑をおかけしたことをおわびしたい」と陳謝しつつ、「無罪だ」と続けた。

 判決言い渡しの際、並んで座った両被告は手を重ね合わせて静かに聞き入っていた。野口裁判長の言葉に籠池被告は首を大きくかしげ、納得できないような表情を浮かべた。閉廷後、籠池被告は刑事施設に収容された。

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