ジョージア(グルジア)の国立舞踊団を舞台に、メイン団のメンバーを目指して稽古に励む青年、メラブと突如、現れたカリスマ性を備えたライバルの男性、イラクリとの関係に焦点を当てたヒューマンドラマで、男同士の恋愛物語。
男性ダンサーには、ただ力強さが求められる「ジョージアン・ダンス」。恍惚(こうこつ)感を漂わせながらメラブが踊るクライマックスのダンスシーンは、伝統舞踊の枠を超え、官能的で“男の色香”に満ちていた。
今年のアカデミー賞国際長編映画賞のスウェーデン代表だったほか、国際映画祭でも注目。
21日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、大阪・シネ・リーブル梅田などで全国順次公開。1時間53分。(啓)
★★★☆
(★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)