新型肺炎 高野山にも影響 宿坊キャンセル、イベント中止…

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 和歌山県内では、複数の新型コロナウイルス感染が確認された湯浅町から約40キロ離れた世界遺産・高野山(高野町)にも、じわりと影響が及んでいる。宿坊には数件のキャンセルが寄せられ、原則毎月21日に開かれている恒例イベントも中止に。関係者は「もともと冬場は閑散期。具体的な影響が分かるのは春以降ではないか」と今後の影響の広がりを注視している。

 町内では新型コロナウイルス感染は確認されていないが、高野山宿坊協会によると、宿坊の予約キャンセルが1月下旬以降、数件寄せられているという。中国人団体ツアーのほか、「(経由する)大阪での人混みを避けたい」という日本人や、「アジアへ行くのが怖い」という欧米人も含まれていた。

 高野山観光情報センターの担当者は、13日に県内初の感染が確認された直後の土・日曜(15、16日)について「前週に比べてセンターを訪れた観光客は半分ほど減った」とし、「閑散期と重なっているし悪天候もあってはっきりと分からないが、影響はあるのでは」と話す。

 また、高野山を開創した弘法大師・空海の縁日にあたる21日に原則毎月、金剛峯寺前駐車場内で開かれている「報恩高野市」も、2月は中止を決めた。

 報恩高野市では通常、旬の野菜や飲食類を販売する町内外からのブースが多く出るが、町観光協会の担当者は「(新型コロナウイルスは)社会的なニュースになっているので、万一を考えて自粛し、中止を決めた」と理由を説明する。

 町では、すでに新型コロナウイルスの対策本部を設置。感染防止策として、接客にあたる宿坊や商店、事業所を対象にアルコール消毒剤の配布も始めた。

 町の担当者は「高野山は交流人口が多いので、町全体に消毒剤が行き届くような状況にしたい」と話している。

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