欧米メディア「隔離は失敗」 クルーズ船対応に批判

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大黒ふ頭に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。周辺では自衛隊員や防護服姿の関係者が作業していた=20日午後、横浜市鶴見区(鴨川一也撮影)

大黒ふ頭に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。周辺では自衛隊員や防護服姿の関係者が作業していた=20日午後、横浜市鶴見区(鴨川一也撮影)

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新型コロナウイルスの感染が広がったことをめぐり、欧米主要メディアの批判的な報道が相次いでいる。船内での感染対策の不備を動画サイトで告発した感染症専門医、岩田健太郎神戸大教授の発言も注目された。

 「われわれは感染するためにシャーレに入れられたようなものだ」

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は、乗客として船内に滞在する米男性医師のこんな談話を伝えた。医師によれば、乗員が食事や物品を届けるために頻繁に客室を訪れるなど、船内での感染予防には抜け穴が多い。同紙は、クルーズ船隔離による感染拡大の阻止は「失敗した」と指摘した。

 英BBC(電子版)は、船内で感染区域と安全区域が分けられていないといった岩田氏の指摘を紹介。その上で、船内での感染予防策は「不十分」だった可能性があり、船内感染は「現在進行形のリスクだ」とする米疾病対策センター(CDC)の見解を報じた。

 フランス国営テレビも岩田氏の動画を放送し、クルーズ船は「中国に次いで、最も深刻なウイルス感染の病巣になった」と評した。

 米紙ワシントン・ポスト(電子版)はクルーズ船の問題を伝える一方、日本は中国湖北省からの入国制限といった措置で出遅れたと指摘。4月に予定される習近平・中国国家主席の国賓訪日を意識し、中国に気を使った結果ではないかとの見方を伝えた。

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