【インターン新聞より】挿絵原画など100点、独特の世界観 「須田剋太展」東大阪で開催





須田剋太さんの迫力ある作品に見入る来場者

 司馬遼太郎氏の『街道をゆく』の挿絵原画を担当した須田剋太画伯の没後30年を記念した「特別展没後30年 須田剋太展 SUDA Kokuta MANDALA~今、よみがえる、須田剋太ワールド 抽象・具象・書~」が、東大阪市の市民美術センターで開催されている。

 同センターは、オープン直後の平成10年から10年連続して須田氏の展覧会を開催するなどの縁があり、今回の展覧会が実現。今回は挿絵原画など百点が展示されており、遺族から提供された須田氏の衣服もある。

 紙吹雪がちりばめられている作品や段ボール、布(ドンゴロス)を用いて浮き出るような迫力のある作品がずらり。本物がそこにあるかのように精密な石仏を描いたものもあり、「須田剋太ワールド」を堪能できる作品展で、来場者が見入っていた。

 3月15日まで。午前10時~午後8時(入場は午後7時半まで、月曜日休館)。入場料は500円、中学生以下や65歳以上の人は無料。詳細はホームページ(https://higashiosaka-art.org)。

(板持都夢)



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