4月にもワクチン臨床試験 中国政府、新型ウイルスで





新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 中国政府高官は21日の記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン開発に関し、早ければ4月下旬に臨床試験の申請ができるとの認識を示した。ワクチン開発以外に抗ウイルス薬のファビピラビルや幹細胞治療などで臨床試験を実施、一定の効果を確認したとも明かした。米製薬会社が開発中の抗ウイルス薬、レムデシビルでも臨床試験を実施しているという。

 日本ではインフルエンザ薬、アビガンとして知られるファビピラビルは広東省深●(=土へんに川)で80例に用いられ、一定の効果を確認。また、幹細胞治療を受けた重症患者4人が退院したとした。湖北省武漢の病院で重症者と軽症者にレムデシビルを用いたという。

 抗マラリア薬のリン酸クロロキン、漢方薬、回復期の患者の血漿を用いた治療も一定の効果があり、政府の診療指針に盛り込んだとした。(共同)



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