【ワシントン=塩原永久】21日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、新型コロナウイルス感染拡大への警戒感から続落し、前日比227・57ドル安の2万8992・41ドルと2万9000ドル台を割り込んで取引を終えた。
中国のほか日本や韓国などで感染者が増加。イランで死亡例が報告されるなど感染地域も広がり、投資家がリスク回避の姿勢を強めた。ダウの下げ幅は一時300ドルを上回った。安全資産とされる米国債や金の取引価格が上昇した。
銘柄別では、マイクロソフトやアマゾン・コム、アップルなど、IT関連の下落が目立った。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も174・38ポイント安の9576・59と続落した。