【2月25日】新型コロナ感染者数まとめ:韓国977人、イタリア270人【パンデミック】

【2月25日】新型コロナ感染者数まとめ:韓国977人、イタリア270人【パンデミック】

今日2月25日(火)もJHU(Johns Hopkins University)のCSSEが発表している新型コロナウイルス感染者数を国や地域ごとにまとめようと思う。また、JHUの他にTheWuhanVirus.com(TWV)という別のサイトも参照することにしている。

JHUの統計値はここ最近は更新もさほど遅れることはなくなってきている。該当のURLはgisanddata.maps.arcgis.comだ。一部で日本語対応もしている。

新型コロナウイルス感染者数:韓国が1,000人目前、イタリア270人
まず感染者数だ。JHUとTWVのうち大きい数字の方を採用し、()で前日からの増加分を記載することにしている。TWVの方がやや更新が早いが、少し遅れてJHUにも反映されるパターンが数日繰り返されてきていることを踏まえて変更した。

【2020年2月25日 夜時点での感染者数まとめ】
※数字はJohns Hopkins University、とthewuhanvirus.comのうち大きい方、()内は前日比増加分
・中国:77,660人(+315)
・韓国:977人(+144)
・ダイヤモンドプリンセス:691人
・イタリア:270人(+51)
・日本:160人(+13)
・シンガポール:90人
・香港:84人(+5)
・イラン:64人(+3)
=====Aの壁=====
・米国:53人(+18)
・タイ:37人(+2)
・台湾:31人(+1)
・オーストラリア:22人
・マレーシア:22人
・ドイツ:16人
・ベトナム:16人
・UAE:13人
・英国:13人
・フランス:12人
・カナダ:10人(+1)
・マカオ:10人
・クウェート:8人(+5)
・バーレーン:8人(+7)
=====見えない壁=====
・スペイン:3人(+1)
・フィリピン:3人
・インド:3人
・イスラエル:2人(+1)
・ロシア:2人
・オマーン:2人(+2)
・アフガニスタン:1人
・ネパール:1人
・カンボジア:1人
・ベルギー:1人
・レバノン:1人
・フィンランド:1人
・スウェーデン:1人
・イラク:1人(+1)
・エジプト:1人
・スリランカ:1人

韓国が間もなく1,000人を超える。中国の湖北省を除いた地域すべてより上回ってしまう日が近付いている。つまり中国からも湖北省のように扱われる根拠がととのったわけだ。米国もCDCが事実上の渡航禁止令を出したし、今や韓国の方が世界一のホットスポットになりつつある。

それを爆発的な勢いでイタリアが追っている。すでに300人超えが見えてきた。上位国国のほぼすべてが少しずつながら人数を増やしていて、完全には収束させられていないことが嫌な感じを醸し出している。WHOはいつパンデミック宣言をするだろうか?

米国での人数の増加はダイヤモンドプリンセス分とのことだ。ここで人数増加が止まらない場合、米国もまた防疫に失敗することを意味する。それはつまり“Aの壁”が崩壊することを意味するだろう。ちなみに“A”は“America”ではない。

今後日本や世界に何が起ころうとしているかはコロナウイルス対策マガジンでまとめている最中だ。現在Vol. 10まで発行されている。マガジン創刊からわずか20日弱でVol. 10まで発行されるという不定期かつ更新頻度の高いものになっている。このマガジンを読めば、事態が新型コロナウイルスの感染だけにとどまらないことがよく理解できるはずだ。

2月25日(火)の韓国株式市場とドルウォン市場について
中国の大気汚染を毎日見るのはやめにした。コロナウイルスの感染源が韓国に移動しつつあるし、中国では別の問題が発生しているという噂もあるからだ。

2月25日(火)の韓国株式市場を見てみよう。KOSPIは前日比で+1.18%の2,103.61という数値で終わった。KOSDAQも似たような状況で、前日比で+2.76%の656.95という大幅な上昇で終わった。何も好材料がないのに戻しているのは韓国政府が無理やり介入して持ち上げてるからに他ならない。まさにパニック相場の最中と言えるだろう。

ドルウォン市場についてはそうはいかない。韓国当局が日本時間の午前に介入したことで一時的に1ドル=1,210ウォンまで回復したが、UTCで昼前には1ドル=1,215ウォンの水準にまで再び落ちてきている。米国から事実上の渡航禁止令が出されたことで、明日には再度暴落が始まるものと予想される。

2月25日(火)の安倍首相動静について
最後に2月25日(火)の首相動静だ。午前中は朝早くから閣議を行ない、午後からは新型コロナウイルス対策本部会議を20分ほどやった。その後IAEA事務局長の表敬訪問があり、程なくしていつもの北村国家安全保障局長や今井首相補佐官などとの会議をやった。午後5時に10分ほど抜け出しザ・キャピトルホテル東急にて用事を済ませている。それにしても北村局長との会議の多さが際立つ。

結論:安倍首相は今日も東京にいる。