「ウルトラマンタイガ」主演の井上祐貴が語る作品への思い

[ad_1]

 特撮テレビシリーズ「ウルトラマンタイガ」で、工藤ヒロユキ役として主演を務めた井上祐貴(23)が飛躍の時を迎えている。今春放送予定のテレビ宮崎のドラマ「ひまわりっ~宮崎レジェンド~」に出演するほか、来年も2本の主演映画が公開予定だ。そして3月6日には「劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス」が公開。初主演映画を前に心境を聞いた。(兼松康)

 「初めてのことはたくさんあって。撮影には段取り、テスト、本番があるというような基本的なことも学べたし、役者として成長できたかな」

 昨年3月から始まっていた「…タイガ」の撮影を振り返る。9月頃には映画も含めて撮影はクランクアップし、現在は他の作品の撮影も多くこなすが、「特撮とは全然違うんだな」と感じることも多いという。

 自身も「ウルトラマン」シリーズを見て育っただけに作品への思い入れは深く、特撮現場では当初、「いちファンとして楽しめた」ともいう。だが、実際には目の前にいないタイガやタイタス、フーマという3体のウルトラマンと話すシーンなどは、「どこに目線をやればいいか分からず、最初はとても苦戦した」と述懐する。

 「…タイガ」ではクランクアップ後、各地のイベントでファンと交流を重ねてきた。そうした中で、作品に対する思いや主役としての心構えが「どんどん増していっている」と明かす。

 クランクアップ後、テレビシリーズの放送が終わるまでは、「放送されていない部分の話は、みんなに教えてはいけなくて。そこが苦しかった」と振り返る。だがテレビシリーズ終了後の年末年始にかけて東京で行われた「タイガ」のショーイベントは、「テレビの続きで、映画の前振りの話でもあり、やっていて楽しかった」と話す。

 その映画では、シリーズの中でも、平成25年放送の「ウルトラマンギンガ」以降の作品で登場した主演俳優らがゲスト出演する。その根岸拓哉、宇治清高、高橋健介、石黒英雄、濱田龍臣、平田雄也、小池亮介らは仲がよく、「最初は独特な雰囲気があった」というが、直前の作品「ウルトラマンR/B」で主演した平田や小池らをきっかけに、どんどんその輪になじんでいったという。

 映画ではタイガの父、ウルトラマンタロウが闇に落ちる様子が描かれるが、「テレビであまり描かれなかった父子の絆が、映画ではしっかり描かれているので、タロウ世代のファンも楽しめるし、そこは期待してほしい」と力を込める。

 「目の前にあることに全力で取り組む。それが今の自分にできること」と、新たな役にも取り組む。「ひまわりっ」はテレビ宮崎の開局50周年ドラマで、宮崎県出身の漫画家、東村アキコの原作。「演じる役はヒロユキと180度違う」と苦笑する。「もっといろんな役をやっていろんなことを知り、経験したい。アクションも勉強しているので、刑事役もやってみたい」と将来に向け、目を輝かせた。

 ウルトラマンタイガやタイタス、フーマとの絆を強めた工藤ヒロユキ(井上祐貴)は、何者かに狙われていた。そのことを知って、“ニュージェネレーション”のウルトラマンたちが、ヒロユキを救うべく、続々と集結する。さらに、タイガの父、ウルトラマンタロウも地球へとやってくるが、そのタロウがタイガに激しく襲いかかる。タロウに何が起きたのか…。

 映画で描かれる父と子の絆に期待が高まる。市野龍一監督は井上について「演技経験は少ないが、それを上回る何かがあると信じて彼を(主役に)選んだわれわれの期待に、驚くべき伸びしろを発揮して応えてくれた」と指摘。劇場版について「映画版ならではのスケールで物語が展開する。本物のヒーローの活躍を見てもらいたい」と話した。

[ad_2]

Source link