韓国の趙世暎外務第1次官は26日夜、韓国のJTBCテレビのインタビューで、冨田浩司駐韓日本大使を同日ソウルの外務省に呼び、新型コロナウイルスの感染が広がる韓国南東部の大邱市と慶尚北道清道郡に滞在歴のある外国人の入国を拒否するとした日本政府決定の撤回を求めたと明らかにした。
趙氏は、韓国政府が防疫措置に尽力していると強調した上で「過度な入国制限措置は望ましくないとの意見をはっきりと伝えた」と強調。「措置を撤回するか再考するよう努力してほしい」と求めたという。
冨田氏からは「自国民の安全を守るために必要最低限の措置だ」との説明があったとした。(共同)