湖北、消毒剤飲み22人搬送 ウイルス防ぐ薬と誤解





1日、中国・武漢の新型コロナウイルス感染者の指定病院で治療にあたる医療従事者ら(AP)

 中国湖北省黄岡市の村で、住民22人が誤って消毒剤を飲み病院に運ばれる騒ぎがあった。命に別条はないという。新型コロナウイルス感染対策で家の中の消毒用として配られたが、感染を防ぐ薬との誤解があった。中国メディアが1日、伝えた。

 地元政府が二酸化塩素の薬剤を村に分配。村幹部がきちんと使い方を伝えず、住民リーダーが感染を防ぐ飲み薬だと思い込み、2月28日に体温測定を実施しながら各世帯に「1人1粒飲むように」と配った。

 地元政府は用途や名称を記して消毒用品の管理を強化すると表明した。新型コロナウイルスによる肺炎を予防したり重症化を防いだりするのに有効なワクチンはなく、世界の研究者が開発を急いでいるが、時間がかかるとみられている。(共同)



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