【動画】渡航規制強化、日本も検討対象 米大統領





3日、米ワシントンのホワイトハウスで記者団の質問に答えるトランプ大統領(ロイター)

 【ワシントン=住井亨介】トランプ米大統領は3日、ホワイトハウスで記者団に対し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて強化した渡航規制に関し、一部地域についてすでに強化しているイタリア、韓国と同様に「日本(の状況)についても注視している」と述べた。トランプ氏が日本を渡航制限の対象として名指ししたのは初めて。

 トランプ氏は東京五輪の開催、米国代表選手団の参加について、「安倍晋三首相に任せたい。日本次第だ」とした。多額の費用をかけて関連施設を建設しており、予定通り開催されなければ「悲しいことになる」と述べた。

 渡航規制についてトランプ氏は日本への出国か米国への入国かについては明らかにせず、「適切な時期に適切な判断をする」と語った。

 米国務省は2月22日、日本への渡航警戒レベルを4段階中の下から2番目のレベル2「注意を強化」に1段階引き上げた。これとは別に、米疾病対策センター(CDC)は日本について新型肺炎の注意情報を3段階中で2番目の「警戒」に指定している。旅行の中止や延期は求めていない。

 国務省は中国本土、イランとともに、韓国・大邱、イタリアのロンバルディア州、ベネト州への渡航警戒レベルを4段階で最も高い「渡航中止」(レベル4)としている。中国本土とイランについては、14日以内に滞在した外国人の米国への入国を禁じている。

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