新型コロナ 武漢で退院後に男性死亡 退院一時停止も

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中国・武漢で、感染防護衣を着て入院患者の治療にあたる医療従事者=2月24日(ロイター)

中国・武漢で、感染防護衣を着て入院患者の治療にあたる医療従事者=2月24日(ロイター)

 【北京=三塚聖平】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染状況が最も深刻な湖北省武漢市で、感染が確認されて医療施設で治療を受けた男性が、退院後に容体が悪化して死亡したと中国メディアが報じた。武漢では一部の医療施設が患者の退院を一時停止したほか、この問題を報じた記事が削除されるなど影響が広がっている。

 中国紙・新京報(電子版)などによると、武漢市在住の男性(36)は新型コロナウイルスに感染し、2月12日から市内に設けられた臨時病院で入院治療を受けていた。その後、2度の検査で陰性が確認されるなどし、同26日に退院した。男性は自宅には戻らず、経過観察のため指定されたホテルで隔離措置を受けていたが、3月2日に容体が急変して病院に搬送されたが、その日のうちに死亡が確認された。男性の死因は肺炎と診断された。

 5日には武漢市内の多くの臨時病院が、市当局の通知を受けて退院手続きを一時停止したと伝えられている。退院者の再発を防ぐための措置だという。また、中国のニュースサイト「澎湃新聞」など、この問題を報じた複数の中国メディアの記事が相次いで削除されている。

 現在、中国政府は、治療を終えて退院する人が増えていることを積極的にアピールしている。ただ、退院後に再びウイルスの陽性が確認されるケースも各地で出ており、順調な事態改善を強調する当局が敏感になっているとみられる。

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