テキサス洪水の死者80人に キャンプ中の少女ら含む41人行方不明


【画像】洪水被害を受けた米テキサス州カー郡の「キャンプ・ミスティック」の建物

 アボット州知事は6日、行方不明者は少なくとも41人にのぼると明らかにした。今後数日のうちに再び「激しい降雨が予想され、洪水の恐れがある」と警戒を呼びかけた。

 洪水があったのはテキサス州を流れるグアダルーペ川。4日未明に「4カ月分の雨がたった数時間で降った」(CNN)という。流域の町ハントでは、前夜に約2メートルだった川の水位が、午前6時までの1時間あまりで9メートル近くに急上昇した。氾濫(はんらん)した川の水が家屋や車両を押し流し、キャンプ場が点在する丘陵地帯を襲った。

 最も被害が大きかった州内のカー郡では、キリスト教系の夏季キャンプ「キャンプ・ミスティック」に参加していた少女らのグループが、就寝中に洪水に襲われた。AP通信によると、キャンプ場周辺では建物の壁が破壊され、木々がなぎ倒された跡が残されている。

 当初はキャンプに参加していた少女ら27人が行方不明とされたが、地元当局は、6日時点でも行方不明となっているのは10人と発表した。同郡ではすでに、子ども28人の死亡が確認されている。

朝日新聞社



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