感染症への対処能力向上を 河野氏、防衛医大卒業式で





防衛医大の卒業式で訓示する河野防衛相(左)=7日午前、埼玉県所沢市

 河野太郎防衛相は7日、防衛医科大学校(埼玉県所沢市)の卒業式に出席し、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、自衛隊の感染症対処能力の向上に取り組む考えを示した。訓示で「感染症の脅威にも立ち向かわないといけない。自衛隊の衛生機能の充実と強化が求められる」と述べた。卒業生に「国民の負託に応えられるよう、たゆまぬ努力を期待する」と語った。

 卒業生は、主に自衛隊の病院や部隊で医官などとして勤務する。

 防衛医大の卒業式は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、卒業生の家族や来賓の出席を取りやめ、規模を縮小して開催。家族向けには専用のインターネットサイトを用意した。

 防衛省は22日に予定する防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式でも同様の対応を取る。安倍晋三首相による訓示は例年通り行う予定だ。



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