宮城県色麻町で農業の男性宅が全焼し、2人の遺体が見つかった火災で、現住建造物等放火の疑いで逮捕された同居する孫の男子中学生(15)が、「こんなことになるとは思わなかった」と供述していることが8日、宮城県警加美署への取材で分かった。同署はこの日、現場検証を行った。
火災は7日午前2時20分ごろに発生。木造2階建て住宅が全焼し、焼け跡から2人の遺体が発見された。同署によると、同居していた男性の娘の40代女性と孫の10代女性と連絡が取れておらず、同署が身元の確認を急いでいる。男性の家族間でのトラブルなどは確認されていないという。
男子中学生は火災後、連絡が取れなくなっていたが、7日午前9時ごろに男性宅付近で発見され、同署が事情を聴いたところ「火をつけた」と話したため、現住建造物等放火の疑いで逮捕した。